アポイカンバ  Betula apoiensis Nakai  (カバノキ科 カバノキ属
 アポイカンバの果穂は大きさ約3cm、幅約1.5cm。前年枝の葉腋につき、上向きに付く。葉が小さいためか、やや大きめの印象がある。
アポイ岳といえば高山植物の宝庫として有名である。超塩基性岩のかんらん岩から成る山であり、高山植物と貴重種のヒダカソウなどが生育し、厳重な自然保護区域となっている。可憐な花をつける植物が多いが、地味ではあっても、アポイカンバのような特産する木本というのもなかなか心引かれる存在である。
文章・画像:太田 謙
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