瀬戸内の静かな海が見える埋立地の道路路肩。淡紅色の花が刈残されていた。ノハラナデシコというヨーロッパ原産の一年草であった。帰化植物ではあっても美しい花が咲くと刈残され、殖えていく。生育地は整備されてあまり年月が経過していない道路の路肩や植栽枠であった。宅地造成地などの荒地にも生育するとの事。根出葉が主体であるので、競合植物の多い場所では生育しにくいであろう。茎は地表付近でいくつかに分岐し、高さ50cm程度になる。茎の葉は細くてほぼ直立しており、毛が多い。花は5月から7月に咲き、花弁は淡紅色で白い点がある。 |