ヤマハコベ Stellaria uchiyamana (ナデシコ科 ハコベ属
 ヤマハコベは近畿以西に生育する多年草。暖温帯の落葉広葉樹林林縁などに生育し、山道の路傍で、やや谷の傾向がある明るい場所に生育する。茎は分枝し、時に群生する。花は春から初夏にかけて咲き、この仲間としては大きな美しい花を咲かせてめだつ。花柄は4cmほどで長く、先端に1つの花を咲かせる。花弁は5枚であるが、深く裂けて10枚に見える。雌しべの柱頭は3つにわかれ、雄しべは10本。茎・葉ともに有毛であるが、遠目には葉に毛があるとは思えない。

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