ハタザオ Turritis glabra アブラナ科 ハタザオ属
 ハタザオは北海道から九州に分布する多年草。草丈は1mを超える高さとなる。太さの割には高くなる植物である。ハタザオはどこでも見られる植物ではないように思う。生育している場合には群生していることが多く、ここに掲載した生育地は土手である。アブラナ科属の植物には越年性の二年生草本が多いが、本種は多年草であり、生育可能な立地は限られるであろう。土手としては、頻繁に人為が加わらない場所であった。
 花期は5月から8月と図鑑には記載されているが、岡山ではそれほど長くはないと思う。初夏までであろう。旗竿の名前は細くて高い姿によるものであろう。鯉のぼりの竿のイメージであろうか。
ハタザオ Turritis glabra若い果実茎葉
ハタザオの花茎中部の葉
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