ユリワサビ Wasabia tenuis (アブラナ科 ワサビ属)



 ユリワサビは北海道から九州に分布する多年草。やや自然性の高い渓谷の落葉広葉樹林下などに生育する。3月から5月にかけ、花茎は最初は立ち上がるが、やがて倒れて地を這う。落葉樹などが上にさしかかった渓谷のやや明るい場所や崖地などに生育する種は、むやみに種子を散布することなく、当面近隣に種子を蒔く連略ではないかと思われる。
 和名は根茎がユリ根のようであるとの意味。ワサビと同様な辛味があるかどうかは知らない。今度であったら試してみたい。
ユリワサビユリワサビの花
ユリワサビの花倒れたユリワサビの茎


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