ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii (ユズリハ科 ユズリハ属)
 海岸の付近の尾根など、風衝地に生育するヒメユズリハは低木状であり、葉を密生させている。神社の境内など、やや内陸の風当たりの弱い場所に生育する個体は、大きく生長して単幹となり、同じ種とは思えない樹形となる。
 林内で、ヒメユズリハの幼苗と思われるものをみつけた。葉の質感などは成木と同様であるが、大きな鋸歯があった。幼樹やシュートの葉に鋸歯がでるのは良くあることであるが、標本になっているとわかりにくいであろうと思われた。標本にすると、葉脈が浮き出ることは、同定ポイントの1つであろう。

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