| ナラガシワ Quercus aliena （ブナ科 コナラ属） |
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ナラガシワは岩手県・秋田県以西の本州、四国、九州に分布し、朝鮮、中国などにも分布する。葉の形はコナラあるいはミズナラに似ているが、葉は大型で長さ10〜25cmある。長さ２〜３cmの明らかな葉柄がある点もコナラとの良い区別点であるが、時としてコナラと区別しにくい個体もある。孤立木では樹高は10〜15mになるが、自然状態では、あまり大きな個体は見たことがない。谷や尾根にも生育するが、急傾斜地などに多いように思う。あまり樹高が高くならなくても生育できるような立地に生育するのであろう。樹皮はコナラに似ているが、割れ目は幅広くミズナラにも似ている。 ４〜５月に枝先に尾状の花序を形成し、堅果（ドングリ）は長さ約2cm。岡山県では沿岸部ではカシワが分布していないので、カシワの代用として使われることもあるという。 |
