シロダモ Neolitsea sericea (BL.) Koidz. (クスノキ科 シロダモ属) |
シロダモは本州、四国、九州、南西諸島に分布する常緑の中高木。葉はクスノキ科の植物でよく見られるように、3行脈が目立ち、大型で長さ8〜18cm。裏面は灰白色で、名前の由来になっている。雌雄異株であり、秋遅く(11月)に花を開く。雌株では、花と同時に赤く熟した果実も稔っている。 乾燥した痩せ地に生育することは少なく、土壌が形成されている適潤地の、やや遷移が進行した二次林、植林地などに生育していることが多い。樹高はあまり高くなることは無く、林縁などの側方から光が当たる場所で亜高木になる程度であろう。 |