アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum (マメ科 ヌスビトハギ属
 アレチヌスビトハギは北米原産の帰化植物。高さ1m程になる多年草。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えているように思う。葉は3小葉からなり、葉の両面には硬くて短い毛が多い。茎や花軸にも毛が多く、全体的に毛が目立つ植物である。
 9月頃から長さ6〜9mmの美しい紫色の花を咲かせる。果実は扁平であり、3〜6に分かれ、間には節がある。表面はかぎ状に曲がった毛が密生しており、熟すと節から分断されて衣服などにひっつく。気づかずに荒れ地を歩くと、びっしりとくっついてしまうやっかいなひっつき虫である。
 太い地下茎があり、刈り取られても早期に回復する。刈り取られる路傍がひっつき虫のベストポジションである。
アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum
アレチヌスビトハギの花序アレチヌスビトハギの花
稔り始めた果実若い果実
果実の表面拡大アレチヌシビトハギの葉
葉の表拡大裏面の拡大
アレチヌスビトハギのベストポジション地下茎
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