ひっつき虫
果実の表面に鉤毛などを持ち、動物の毛や人間の衣服にひっついて散布される種子があります。これらの仲間の種子散布形式は「動物散布」と呼ばれます。これらの植物は、冬になっても種子を散布せず、茎の先端などにつけたまま、動物が通りかかるのを待ちかまえています。残念ながら動物に付着することが出来ない場合には、春になって茎の根元が腐敗することに、ようやく地面に散布されます。
1.センダングサの仲間
オオオナモミ |
路傍や湖岸、河川などに生育。 大きな果実の表面に先端が曲がった棘がある。 |
オヤブジラミ |
4月から5月にかけて花が咲く。 果実には柄があって、散開する。 果実は赤味を帯びる。 |
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ヤブジラミ |
6月の終わり頃から開花する 果実が密に付いて緑色である。 茎は繊細で伸び上がり、葉量が少ない。 |
コチヂミザサ |
明るい森林の谷筋や林縁などに生育。 葉は波打っている。 種子に長い芒があり、粘液とで引っ付く |
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ケチヂミザサ |
明るい森林の谷筋や林縁などに生育。 葉は波打っている。 種子に長い芒があり、粘液とで引っ付く |
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チカラシバ |
田圃の畦などに生育。 種子に長い芒があり、毛の中に絡まる。 |
ノブキ |
湿った山道の路側や渓流の側などに生育。 果実に粘液を分泌する粘腺点があり、粘りつく。 |