コセンダングサ Bidens pilosa L. var. pilosa (キク科 センダングサ属
 コセンダングサは世界の暖帯から熱帯にかけて広く分布する帰化植物。河原や空き地、荒れ地などに広く生育する。岡山では、アメリカセンダングサに代わって最も多いセンダングサ属植物になってしまった。頭花は、筒状花のみからなり、通常舌状花はない。「そう果」の先端には2〜4本の逆棘のある芒があり、これが動物の毛などにからまって、種子を散布し、分布を拡大する。 
 コセンダングサ var. pilosa には、アワユキセンダングサ var. bisetosa、アイノコセンダングサ var. intermediaコシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ) var. minor、オオバナセンダングサ(タチアワユキセンダングサ) var. radiata などの変種がある。和名や学名にも混乱があるようで、雑種もあるということならば、簡単に区別はできないのかもしれない。多様な変異を示す、一群の種と考えた方がよいのかもしれない。
 コセンダングサに関しては、舌状花がないものであり、区別しやすい。
河原に生育するコセンダングサコセンダングサ
コセンダングサの頭花痩果をたくさん付けたコセンダングサ

1.コセンダングサ 2. 3. 4.種子 5.「ひっつき虫

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