ヒスイカズラ  Strongylodon macrobotrys L. (マメ科 ストロンギドン属
 ヒスイカズラは、フィリピン諸島のルソン島などの限られた地域の熱帯雨林に自生するマメ科の蔓植物である。高さ20m以上になり、樹冠から長さ1m以上にもなる花房をぶら下げる。その名の通りヒスイ色の青い花をつける。初めて目にした時は、その色から作り物だと思ってしまった。いったいどのような動物が送粉にかかわっているのか、興味深い。自生地では絶滅が危惧されている貴重な植物である。別名は「ジェイド・バイン」。写真は沖縄で撮影したものである。沖縄には良く似た植物にウジルカンダという大きなマメ科植物が自生している。
ヒスイカズラヒスイカズラの花(上)と葉(下)

文章・画像:山尾 僚
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