ナンテンハギ Vicia unijuga (マメ科 ソラマメ属) |
ナンテンハギは、高さ1m程度になる多年草。北海道から九州に分布する。草原や林縁部など、比較的日当たりのよい場所に生える。岡山県内では県中部以北に多く、耕作地周辺や林道沿いなどの草刈り草地内に点々と生育する。茎は稜があって、斜めに立ち上がり、上部はわずかにジグザグに曲がる。葉は2小葉の複葉。花は6〜10月に咲き、淡紫色〜紅紫色。岐阜県では本種の若芽をアズキナと呼び食用にするらしい。よく見ると美味しそうな気がしてくる。山道を抜ける車窓から、本種の花を見つけると、「夏だなぁ...。」と言う気がしてくる。 |
文章・画像:森定 伸
1. ナンテンハギ 2. ナンテンハギの花と葉 |