シダレエンジュ Styphnolobium japonicum var. pendulum (マメ科 エンジュ属) |
冬の半田山植物園、見事な枝振りの樹木があった。名札がついており、シダレエンジュとのこと。新緑の季節に行ってみると、複葉の葉がカーテンのように垂れ下がっている。どのような花が咲くのだろう、とまたの機会を待っていた。 中華人民共和国、北京の街路で、高さ数mの街路樹が見えた。車での移動中でどのような植物かわからなかったが、宿泊したホテルの周辺に植栽されていたので調べることができた。シダレエンジュは中国原産のエンジュの変種であり、そのままでは立ち上がりにくいので、直立するエンジュの適当な高さに接木して庭木に仕立てるとのこと。高接によって、期待される通りの姿に仕立てることができる。 葉は6〜7対の奇数羽状複葉で、裏面には短毛があり、緑白色。小葉の形ははエンジュに比べてやや細く、尖る印象がある。花は7月に咲き、白色。花としてはあまり目立たないが、昆虫の来訪は多く、蜜源としては重要ではないかと思う。 |
|