ツルマメ Glycine max subsp. soja (マメ科 ダイズ属
 ツルマメは本州〜九州、朝鮮・中国・シベリアに分布する1年草。明るい草地・路傍などに生育する。茎は長く伸びて繁茂する。茎は細いが強く、下向きの毛が多い。葉は3小葉からなり、小葉は狭卵形から被針形。先端は円頭から、やや尖るものまで変異がある。両面に短毛があるが、裏面の脈上には毛が多い。8月から9月にかけ、葉腋に数個の花を付ける。花は淡紫色で、長さ5〜8mm。豆果は長さ2.5〜3cmで表面に毛が生えており、小さな枝豆そのものである。
 ツルマメはダイズとは亜種の関係になる。ダイズはツルマメから改良されたとのこと。ダイズはズングリムックリのツルマメということになる。生でかじってみたが、確かに小さな大豆であった(大きな豆に品種改良したので大豆?)。たくさんとって帰って、ゆでてみるべきであったと悔やんでいる。
ツルマメの群落ツルマメの葉
葉裏面の拡大:短毛があり、特に脈上に毛が多いツルマメの花と若い豆果稔ったツルマメの豆果:枝豆とそっくり


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