ヤノネボンテンカ Pavonia hastata (アオイ科 ヤノネボンテンカ属
 ヤノネボンテンカは南米原産の草本状低木で、常緑。茶花などとして植栽されるが、寒さに比較的強いので、路傍などで野生状態になっているのを見かける。和名は矢の根梵天花であり、葉がやじりのような形であることに由来する。茎はあまり直立せず、横に広がる傾向がある。葉は垂れ下がり、夏の直射日光を避けているような展開の仕方である。
 時折通る路端に咲いていたもので、開花の季節は定かではないが、盛夏ではないかと思う。花は白色で、中心部は濃い赤褐色。タカサゴフヨウの別名もある。
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