ヒメイタビ
Ficus thunbergii
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クワ科
イチジク属
)
ヒメイタビは千葉県以西の本州、四国・九州・琉球に分布する常緑の藤本。茎から根を出し、樹皮や石垣、地面などを匍匐して広がって群落を形成する。ヒメイタビも成木では6cmほどの大きな葉をつける。このような大きな葉では、イタビカズラやオオイタビとの区別が難しくなる。イタビカズラは葉の先端が尖るのに比べ、ヒメイタビやオオイタビは葉の先端がほぼ円頭になる点で区別され、オオイタビとは若枝には開出毛が目立ち、葉の側脈が中脈から50〜60度の角度で分岐することで区別できる(オオイタビは30〜40度)。
1.
ヒメイタビ
2.
幼木の葉