アンブレラプランツ Eriogonum umbellatum (タデ科 エリオゴナム属)
 現地ガイドにはUmbrella Plant アンブレラプランツと教えられた。調べてみるとSulphurflower buckwheat または Sulphur flower とも呼ばれている野生ソバであるとのこと。学名では、確かにアンブレラプランツであるし、花の形は確かにタデ科であって、ソバのイメージがある。Sulphurは硫黄鉱床の意味なので、硫黄の採れる場所を意味しているのか、検索してみると鮮やかな黄色のものがあり、花の色が硫黄色ということなのかもしれない。アンブレラは傘であり、花序の形からの連想であろう。花の色は黄緑から黄色、オレンジ色もある。多様であって、多くの変種があるとの記載がある。園芸植物としても利用されている。

 撮影した場所はカナディアンロッキーのハイウッドパス、おそらく2200m程度の海抜地である。黄緑から赤みがかかった花まであり、次第に赤くなっていくそうだ。なにやらイタドリの花にも通ずるものがある。
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top