オンタデ
Aconogonum weyrichii
var.
alpinum
(
タデ科
オンタデ属
)
オンタデは木曽の御嶽に生育するタデという意味の和名をいただいている。本州中部以北および北海道大雪山系に分布する日本固有の多年生草本である。亜高山帯の草原から高山帯の礫質土壌地に生育する事が多く、富士山には多い。このような砂礫質土壌の傾斜地は表層土壌の移動が激しく、植物の生育には土壌の移動が大きな障害となる。オンタデは発達した地下部を持っており、土壌の移動にも耐えて生育する能力を持っている。よく似たウラジロタデは葉の裏面に白毛を密生している点で、区別される。
1.
御嶽
2.
白山