オオヒエンソウ Delphinium grandiflorum (キンポウゲ科 ヒエンソウ属
 オオヒエンソウ;大飛燕草はシベリア、チベット、モンゴル、、中国に分布する多年草。英語名はSiberian larkspur。ヒバリなどの小鳥を意味しており、中国名の燕とよく似た命名である。学名のDelphiniumは、ドルフィン;イルカを意味するそうで、ツボミを見れば納得である。花が美しいことから多くの品種が作出されており、栽培されている。
 さて、この花に出会ったのはモンゴルの草原。美しいので栽培かと思ったが、点々と生育が見られ、野生と判断した。モンゴルの色は青であり、寺院などでは青い布がひるがえっている。この花のイメージと重なっている。ところで、この花には見覚えがあった。チベットの草原で群れ咲いていたのを思い出した。もちろん、有毒植物である。
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