イチリンソウ Anemone nikoensis (キンポウゲ科 イチリンソウ属
 イチリンソウは宮城県以南の本州、四国、九州に生育する多年生の草本。早春から初夏の間に生育し、4月の後半から5月にかけて茎の先端に1つの花を咲かせる。このようなライフサイクルは落葉樹が優占する森林に良く調和しており、岡山県では、中・北部の渓谷、斜面下部などの刈り取りが行われるような場所、北向きの斜面、植林地の林縁などに生育する。土壌としては崩積土が堆積するような立地が適しているようであり、安定した場所では生育できないような印象がある。
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