キクザキイチゲ Anemone pseudo-altaica (キンポウゲ科 イチリンソウ属
  キクザキイチゲは近畿地方以北の本州、北海道に分布するとされるが、岡山県の県北にも少ないものの、生育が見られる。落葉広葉樹林の林床や渓谷の川原などに生育する。落葉広葉樹や夏草が茂る前に葉を展開して花を咲かせ、緑が濃くなると夏眠して地上部はなくなってしまう。春の妖精と呼ばれる仲間である。地下茎から早春に茎を1本出し、3枚の葉を輪生させる。花は3月から5月に咲き、直径は5〜3cm。花弁に見えるものは萼で、花弁はない。花の色はほぼ白色に見えるものから薄く紫あるいは紅色を帯びる。
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