トゲミノキツネノボタン Ranunculus muricatus (キンポウゲ科 キンポウゲ属) |
トゲミノキツネノボタンはトゲミキンポウゲとも呼ばれる、ヨーロッパ・西アジア原産の一年草。出会ったのは、愛媛大学沿いの道路、街路樹の植栽枠であった。見逃すほどの小さなキンポウゲであり、高さは20cmにはとどかないといったサイズであった。小さな植物であるので、競合する植物の少ない、裸地的環境に生育するはずで、街路樹の根元はそのような環境の1つであろう。岡山県でも分布が見られるとの事であるが、県南では見たことがない。生育にある程度の水分を必要とするのであろう。耕作地など、撹乱が常である場所に生育するものと思われる。 根生葉は直径数cmで、両面とも無毛。花は4月から6月にかけて咲き、直径1〜1.5cm。 |