セイヨウナナカマド Sorbus aucuparia (バラ科 ナナカマド属) |
セイヨウナナカマドの葉は奇数羽状複葉で、5〜7対の小葉がある。最下部の小葉も中部の小葉と同じ大きさであり、頂小葉が小さめなので、先になるほど小葉の大きさが小さくなる感じである。小葉の1/2〜2/3には明瞭な鋸歯がある。日本のナナカマドは重鋸歯であるが、セイヨウナナカマドは単鋸歯である。 スイスの森林は種組成が単純で、特にヨーロッパカラマツが優占する森林の林床は明るく、すっきりと見通せる。低木も少なく、セイヨウナナカマドの他にはツツジ類が見える程度であった。秋には真っ赤に紅葉するとのこと。黄葉する樹木が多い中ではよく目立つであろう。 |