ザイフリボク Amelanchier asiatica (バラ科 ザイフリボク属
 ザイフリボクの果実はほぼ球形で、秋に黒紫色に熟す。直径は6〜10mmで、先端には萼が残っている。果実は結構おいしく、見かけはブルーベリー(ツツジ科)に似ているが、リンゴに似た味がする。鳥にも好まれるようで、山頂や岩場・伐採跡地・マツ枯れ木の下など、鳥によって散布されやすいような場所によく見られる。
 冬芽は特徴があり、紅色の芽鱗は綿毛によって縁取られている。赤褐色の樹皮に円形の皮目があり、短枝があることなどをあわせて判断すると、葉がなくてもわかりやすい樹木の一つである。
ザイフリボクの果実ザイフリボクの果実
果実:先端には萼が残っている冬芽:紅色の芽鱗から綿毛が出ているのが特徴

1.ザイフリボク 2. 3. 4.果実と冬芽


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