ザイフリボク Amelanchier asiatica (バラ科 ザイフリボク属) |
ザイフリボクの果実はほぼ球形で、秋に黒紫色に熟す。直径は6〜10mmで、先端には萼が残っている。果実は結構おいしく、見かけはブルーベリー(ツツジ科)に似ているが、リンゴに似た味がする。鳥にも好まれるようで、山頂や岩場・伐採跡地・マツ枯れ木の下など、鳥によって散布されやすいような場所によく見られる。 冬芽は特徴があり、紅色の芽鱗は綿毛によって縁取られている。赤褐色の樹皮に円形の皮目があり、短枝があることなどをあわせて判断すると、葉がなくてもわかりやすい樹木の一つである。 |