ナンゴクミネカエデ Acer australe (ムクロジ科 カエデ属) |
葉の形は、どちらも通常5裂するが、ナンゴクの方がより深裂する。区別点としては最下裂片が1/2以上深裂することがポイントであるが、典型的なものは別として、変異があるのでまようものがある。しかし、印象としては確かに切れ込みは深く、先端はより長く尾状に伸びる。花序を形成する花数が(11)10以下で少ないことが確実な区別点であるが、花が咲いていない時期には使えない。葉の裏面にはやや毛が多く、成葉でも赤褐色の毛が残るとのことであるが、これも時期によっては使えない区別点である。 |