アカショウマ Astilbe thunbergii var. thunbergii (ユキノシタ科 チダケサシ属) |
アカショウマは、東北地方南部から近畿地方にかけての本州、四国に分布するとされる多年草であるが、中国地方にも分布する。落葉広葉樹林の林縁などに生育する。地下に太い根茎があり、株を形成して生育する。葉は根茎から根生し、3回3出複葉で、葉の表面には毛がない。小葉の縁は重鋸歯で、基部は楔形。6月に高さ50〜80cmの花茎を出し、花序は通常、枝分かれしない。花弁はトリアシショウマ(4-6mm)に比べて短く、3mm程度。 この仲間は変異が大きいようで、多くの変種が報告されている。地方変種が多く、今後分類が検討されるかもしれない。 |