カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia (ユキノシタ科 アジサイ属)
 カシワバアジサイの学名は、ナラの葉アジサイということになるが、ヨーロッパのフユナラというよりは、アカガシワ(アメリカンオーク)の葉に似ている。両種ともアメリカ原産なので、こちらの方が適切と思う。英語名は Oakleaf hydrangea。落葉低木で、樹高8mになるという。地下茎でも増殖し、群落を形成する。
 6月から7月にかけ、30cmほどの円錐状の花序をつけ、白い花を咲かせる。大きな花序は、やがて頭を下げることが多い。園芸品種が作出され、八重咲きのものが多く栽培されている。水分を要求するので、反日陰の場所での栽培が適している。日当たりが良すぎると、葉や花が赤く色づくので、半日陰が適しているが、花開く季節は夏至前後であり、太陽が北東から出るので、ただ単に北向きであればよいというわけではない。
カシワバアジサイ Hydrangea quercifolia
カシワバアジサイの花カシワバアジサイの葉
日焼けしたカシワバアジサイの葉葉の裏面には綿毛が密生
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