ガマズミ Viburnum dilatum Thunberg (スイカズラ科 ガマズミ属) |
ガマズミの葉は長さ5〜14cmで変異が大きい。ほぼ円形に近いものから菱形、卵形、倒卵形など・・・切り株から再生したシュートでは、もはや同定が不可能なものも出てくる。スタンダードなものとしては、円形に近いものだろう。基部がくさび形で菱形の印象があるようなものも多い。枝先の先端では、葉の形が乱れやすい。 葉柄はやや長く、10〜30mmで開出毛が多い。両面有毛であるが、あまり多くはないのでビロード感覚はない。表面は点在する程度。裏面は脈上にやや長い毛が目立つ。時として生長のよいコバノガマズミと区別しにくいことがあるが、葉柄が長いこと・毛が少ないことで区別できる。 |