イワツクバネウツギ Zabelia integrifolia (スイカズラ科 イワツクバネウツギ属
 イワツクバネウツギは本州中部以西・四国・九州に点々と遺存的に分布する落葉低木。石灰岩地や蛇紋岩地域の急傾斜地などに生育する。イワツクバネウツギの特徴は、なんと言っても枝や幹が6筋の縦溝があることである。若枝は赤紫色であり、そのような溝はないが、太くなるにつれて縦に割れ目が目立ってくる。このような連続して縦に樹皮が割れる植物は他に知らない。あまり太くならない低木であるから可能なことであろう。5月から6月にかけ、枝の先端に2つの白色の花をつける。萼片は4つである。

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