シラタマヒョウタンボク Symphoricarpos albus スイカズラ科 シンフォリカルポス属
 ボストンの公園を散策中、白い果実を付けたスイカズラによく似た植物を見つけた。てっきり、虫瘤だと思っていたが、いくつも見つかるので潰してみるとちゃんと種子が中にはいっており、どうやら正常な果実らしいと思い始めた。その後、日本でも生花として利用されているのを見つけた。和名には、セッコウボクという名とシラタマヒョウタンボクが見つかった。石膏よりも白玉の方がふさわしく思えるので、ここでは白玉瓢箪木を採用しておこう。英語名はCommon snowberry。
 シラタマヒョウタンボクは北米・中央アメリカ原産で、葉は対生。端正な卵形のものからスイカズラの葉のように切れ込みがあるものがあるようだ。一目でスイカズラ科と思える姿。花はピンク色、果実は最初は淡い緑色であるがやがて白くなり、直径1cmほどに生長する。中には種子は数個しか入っていない。鳥散布であり、ライチョウなどの重要な食料とのことであるが、人間には有毒との記述がある。
シラタマヒョウタンボク Symphoricarpos albusシラタマヒョウタンボクの液果
花花
液果の中には数個の種子葉の裏面
卵形の葉縁に切れ込みがある葉
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