カワラヨモギ Artemisia capillaris (キク科 ヨモギ属
 カワラヨモギは本州以南の日本各地に生育する半樹木性の多年草。河川中流域の礫河原や砂浜海岸などに生育する。礫河原と砂浜という環境の共通性は、砂質土壌故の乾燥であろう。とはいえ、河原に生育するカワラヨモギと砂浜に生育するものでは、別種と思えるほど姿が異なる。乾燥以外に、潮風に対する対処が必要なのであろう。
 河原に生育するカワラヨモギは草丈が1m近くになることがあり、花はややまばらに付く。葉は2回羽状に分裂する。コスモスの葉よりも細く、柔らかな感じであり、ほとんど無毛。
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top生物地球システム学科