ナルトサワギク Senecio madagascariensis (キク科 キオン属
 ナルトサワギクは高さ50cm前後に成長し、背丈の低い時期から一年中花を咲かせる。自家不和合とのことで、複数の株が近隣になければ結実しないことになる。風散布なので、種子は遠隔地にも到達するであろうが、単独では結実しないとすれば、その時期における駆除が重要であることになる。
 葉は変異が大きいとの事。『葉が線状披針形のもの、下部の葉の基部が葉柄状になるもの、葉身が羽状に中裂〜深裂するもの、中部の葉の基部がやや耳状になって茎を抱くものがある。(環境省HP)』 ここに掲載したものの葉は、葉の基部は葉柄がなく、茎を抱いている。葉の縁は突端となった低い鋸歯があり、質はやや厚い。
 侵入初期なので、撲滅できる可能性がある。特定外来生物に指定されたことによる効果があるかどうかが注目され、外来生物法の真価が問われるであろう。
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