シラヤマギク Aster scaber (キク科 シオン属
 シラヤマギクの花は花数が少なく、周辺の舌状花も5つから12個で、6つ前後のことが多い。特に咲ききった花では花弁の間が透いて見えることが多い。総苞は3列で長さ4〜5mm。円頭で微毛がある。葉は濃い緑色で、根出葉は卵状心形で長い葉柄がある。花時には勢いが弱くなり、枯れることが多いが、他に競合する植物がないところでは緑のまま残る。葉は茎の上部に至るにつれ小さくなるが、茎の下部に付く葉は根出葉に比べて幅が細くなり、長さ9〜24cm。根出葉の葉柄には翼がないことが多いが、茎に付く葉には翼がある。葉の表面と縁には短毛があり、ざらつく。裏面にも短毛があるが、特に脈上には毛が著しい。


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