ルコウソウ Ipomoea quamoclit (ヒルガオ科 サツマイモ属) |
ルコウソウは熱帯アメリカ原産の栽培植物。夏から秋にかけ、五角形の赤い花を次々に咲かせる。葉は羽状に細く裂けている。これほど細くなると、光合成に不利になるのではないかと思えるが、重なった葉にもすべて光が当たる効果はあるであろう。熱帯アメリカ原産なので、光は十分すぎるほどある場所で生育するのかもしれない。庭園などで園芸的に栽培されることが多いが、結構野生化しており、秋になって赤い花を付けるとその存在がわかる。 漢字では縷紅草、熱帯アメリカ原産であるが、中国を経由して伝来したのかもしれない。英語名は cypress vine, Indian pink, star-glory 。Cypressはイトスギ属の意味であり、ヒノキやゴールドクレストのように細かく分かれた葉を持つツル植物であるとの命名である。同じ属にはマルバルコウがあるが、葉の形や花の付き方などはかなり違う。 |
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