カキノキ Diospyros kaki Thunb. (カキノキ科 カキノキ属)



 カキノキは本州、四国、九州、朝鮮、中国に生育する落葉の高木。大きな広い楕円形の葉であり、6月頃に目立たない緑色の花を咲かせる。山に生育しており、葉に毛が多く、子房に毛があるものをヤマガキ(var. sylvestris Makino)というが、栽培品種からの実生や雑種もたくさん山に生育しており、様々な形態・サイズのものがある。子房の毛以外に決定的な区別点がないようで、区分は容易ではない。小生はあまり気にしないことにしている。
 渋いものと甘いものがあり、甘いカキは日本で品種改良された。現在果物として販売されているもののほとんどは外国から導入されたものであり、日本に自生する種から品種改良・作出されたものはカキぐらいしか思い当たらない。

カキノキ(雌花)カキノキ(若い果実)カキノキ(果実)

カキの種はいくつ


シブガキ


柿の種


カキノキの枝はよく折れる


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