ゲンチアナ・カムペストリス Gentiana campestris (リンドウ科 リンドウ属) |
ゲンチアナ・ラモサに良く似た小さな薄紫色のリンドウ。花筒の内側から毛が出て雌しべや雄しべを保護しているように見えるのもそっくりである。しかし、よく見ると花冠は4つに分かれており、リンドウらしくない。花が開く際に、5弁であると螺旋が解けるように開くが、4弁であるとまず1枚が開き、その内側の2枚が同時に広がり、最後に1枚が開いてくる形になって、花そのものの感じが大きく異なってきてしまう。 ゲンチアナ・カンペストリスは海抜2750mまでの草原やヒースランドに生育する。花は7月から10月に開き、青味を帯びたライラック色(薄青紫色)または白色。花の長さは15〜25mm。草丈は3〜15cm。英名は Field gentian 野原のリンドウという意味になろうか。 |
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