メハジキ Leonurus japonicus (シソ科 メハジキ属)
 メハジキは本州から琉球、朝鮮・中国・東南アジアに分布する越年性の一年草。やや肥沃な原野や河原などにに生育する。根生葉と茎葉の形が大きく異なる植物は結構多いが、メハジキもその筆頭格の1つであろう。秋に芽生え時に出る葉には長い柄がある丸く、深い鋸歯がある。切れ込みは次第に深くなり、3〜7つに分かれた掌状葉となる。茎葉は細長く、下部では3つに分かれているが、中部では3深裂した葉となり、茎の先端部では1枚の鋸歯のある葉となる。茎が発達すると根生葉は枯れてなくなる。なんとも変化の激しい葉の形であり、根生葉から茎葉を想像することは困難である。葉の裏面には白色の短毛があり、灰白色である。花は7月から10月に咲き、紅紫色。
メハジキメハジキの花
メハジキの根生葉(12/01)メハジキの根生葉(12/01)
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