オリーブ Olea europaea (モクセイ科 オリーブ属
 オリーブの果実は大きさ3cmぐらいになり、黄緑色からやがて赤紫色に熟する。幹は若い時は白色で比較的平滑である。樹形は若い時は伸び上がるが、主幹はあまり高くならず、枝先はやがてやや垂れ下がるようになる。特に果樹園の場合は、作業しやすいように高さ3m程度に仕立てられる。
 岡山県では沿岸部に時々植えられており、香川県の豊島や小豆島ではオリーブ農園が見られる。作物として生産するには、冬季の最低気温が下がりすぎないことや、十分な日照時間が必要なのだろう。オリーブ園で実を摘み取る時には、木の下にシートを敷いて、熊手で引っ掛けるようにして落とす。実からは油を採り、食用になる。また、若いものを酢漬けにしたりもする。
文章・画像:太田 謙

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