ニシキミゾホオズキ Mimulus luteus (ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属
 平凡社の帰化植物図鑑を眺めていると、これこれ! という写真があった。湿地に生育するという特性もぴったり。日本にも帰化している植物であった。北海道や三重県鈴鹿、広島県北西部などで栽培からの野生化が報告されている。ネット上ではチリ原産との記載と北アメリカ原産の記載がある。セイタカミゾホオズキの異名もあり、英語名はGolden monkey-flower, Monkey musk。

 出会ったのはニュージーランド南島。ツアーバスで移動中に道ばたの溝に黄色い花が見える。何種類かあるように見えるが、その内の1つがこのニシキミゾホオズキであった。長靴でなければ歩けない湿地に草丈は50cmを超えるほどの高さで美しい黄色い花をたくさん咲かせていた。葉は対生で光沢があり、両面無毛。花は日本では6月から7月に咲き、長さ1cmほどで美しい。
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top