イヌホオズキ Solanum nigrum L. (ナス科 ナス属)
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全草は比較的貧弱に直立する傾向が見られる。枝振りに乏しいからであろうか。 良く枝を分け,斜上,或いは横に広がる傾向が強いアメリカイヌホオズキとの区別点のひとつである。他,茎が黒紫色に染まることが多いのも本種の特徴である。 |
花弁はあまり強く反り返ることはない。白色で,付け根当たりの黄色い三角模様がよく目立つ。 アメリカイヌホオズキは花の色が薄紫がかることが多いので,花の色も一応区別点になるのでしょうか。 花序は総状をなす。つまり,中軸が明らかで,順次開花し果実が実るが,込み合っているとわかりにくい。 |
葉はかさかさとした感触で,この個体は表面・縁・裏面ともに,やや伏した短い毛が散生している。 葉形は卵形で,多くは波形の鋸歯を持つというが,この個体では明らかではない。 葉の基部はくさび形で,翼のある葉柄へとつながる。 |
果実はツヤがないとされている。どんなもんでしょうか。花序が総状をなすという本種の特徴は,確認できます。 黒っぽい茎には低い綾がある。 |