クコ Lycium chinense (ナス科 クコ属)



○クコの生育地と葉の形
 クコの茎は細くて柔らかいので垂れ下がることができるような斜面や崖地が生育に適している。堤防法面などの刈り取り草地にも生育しているが、刈り取られても迅速に回復してくる。このような刈り取られる場所ではなかなか開花して果実を付ける状況にはならない。
 刈り取りがない場所では、短枝を形成し、葉が密に付く。短枝の部分から花が咲く。時として短枝は棘状になる。刈り取られた後に再生する茎や勢いの良い枝は、葉も大きく形が異なっている。
刈り取られていないクコ(堰堤に生育)短枝を形成しているクコ(表面)短枝を形成しているクコ(裏面)
刈り取られた後に再生したクコ(長枝)刈り取られた後に再生したクコ(長枝)の葉

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