アブラガヤ Scirpus wichurae (カヤツリグサ科 ホタルイ属) |
アブラガヤは変異が大きく、小穂の形や色などが異なるものがある。右側に掲載したものはシデアブラガヤ(forma cylinndricus)と呼ばれるものであり、小穂がアブラガヤに比べて細長い。アブラガヤは小穂の長さが幅の2倍程度であり、3倍以上のものをシデアブラガヤとされる。母種と混生することがあり、生態的には区別ができない。中間的なものもあって、明瞭な区別が困難であり、特に区分する必要はないのかもしれない。 このほか、小穂が1づつ付くものをアイバソウ(アブラガヤは数個集まって付く)やヒゲアブラガヤ、チュウゴクアブラガヤ、コマツカサススキとの雑種などが記載されている。 |