ケタガネソウ Carex ciliatomarginata (カヤツリグサ科 スゲ属
 ケタガネソウは本州・四国・九州に分布する多年草。日当たりは好むが、乾燥する場所には生育できず、半日陰の適潤地といった環境に生育する。明るい谷筋の落葉広葉樹林中や山道の路傍、刈り取り草地などに見られることが多い。スゲの中では葉の幅が広く、鉄製のノミであるタガネに例えられたのであろう。全体に毛が多く、この点でタガネソウと区別される。地下茎があり、マット状の群落を形成する。4月に高さ15cmほどの花茎(稈)を出すが、その後花茎は横にねる。

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