| イヌノヒゲ Eriocaulon miquelianum （ホシクサ科 ホシクサ属） |
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イヌノヒゲは本州から九州、中国に分布する一年草。貧栄養性の湿原・湖岸、中栄養の沼沢地などに生育する。湿原に生育するシロイヌノヒゲと生育地は重なるが、やや栄養分の多い場所に生育することが多いように思う。生育地は、湿地でシロイヌノヒゲと重なり、沼沢地でニッポンイヌノヒゲと重なる。時として区別しにくいことがあり、なかなか難しい。 外観は三者ともよく似ているが、シロイヌノヒゲは白色棍棒毛が著しく、イヌノヒゲはわずかに棍棒毛があり、ニッポンイヌノヒゲはこれを欠く。新鮮な花では比較的容易に区別できるが、熟した花では白色棍棒毛が脱落するので、区別が付きにくくなる。 |
