シロイヌノヒゲ Eriocaulon sikokianum (ホシクサ科 ホシクサ属)
シロイヌノヒゲの頭花は10個前後の雌花と5つ前後の雄花からなっており、原則として3数性である。
 雌花は外側から苞、萼、花弁、子房の順となっている。苞は先端のとがった舟形で、背面と縁に白色棍棒毛がある。萼は3つが合一し、片方が開いた仏炎苞となっており、先端は3つに分かれている。上部の縁に白色棍棒毛があり、内部には白長毛がある。スポンジ状の花弁は3枚であり、上端に白色棍棒毛があり、黒色の腺体がある。中部には白長毛がある。種子は表面に横に長い亀甲状の模様があり、毛が散生している。
 雄花の苞上部が三角形の舟形であり、背面上部と縁に白色棍棒毛がある。萼は合着して花弁を包んでおり、上端は円頭で3つに分かれており、白色棍棒毛がある。花弁は3つが合着しており、先端部だけが3つに分かれている。上端には白色棍棒毛があり、黒腺点がある。葯は黒色で3つある。
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