アシボソ Microstegium vimineum (イネ科 アシボソ属
 アシボソは、小穂に15mmほどになる芒(のげ)があるものとないものがあり、芒があるものをヒメアシボソ、ないものをアシボソと呼んでいた。最近の図鑑では同一種内の変異であるとされ、両者をあわせてアシボソと呼ぶことになっている。この画像のものは、狭義ではヒメアシボソのタイプということになる。
 アシボソは、「脚(足)細」であろう。どこが細いのだろうか? アシボソの地面を這っている茎は細い。これが枝分かれして直立して花序を形成する状態になると、やや茎は太く見える。葉鞘が茎を覆っているので、太く見える点もあろう。ということで、上部の茎が根元よりも太いという点ではなかろうか? と牧野植物図鑑は指摘している。


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