アシカキ Leersia japonica (イネ科 サヤヌカグサ属)
アシカキは水辺に生育する多年生の草本で、本州・四国・九州・南西諸島に分布し、朝鮮・中国にも分布する。ため池などでは水際から生育を開始し、水面に浮かんで浮き芝を形成する。節から根を出して広がり、小川や水路などにも生育する。7月頃から秋まで花茎を形成する。葉の縁には堅い毛があり、非常にざらつく。同属のサヤヌカグサもざらつくが、こちらの方がよりざらつき度合いは強い。和名のアシカキは、足をひっかくとの意味で、裸足で小川に入ると痛いほどである。