ファウンテン・グラス  Pennisetum setaceum イネ科 チカラシバ属
 最初にこの植物に出会ったのは、カナダのナイアガラ。紫色を帯びたチカラシバ様の植物が花壇に植えてあった。日本のチカラシバも、先入観を捨てて園芸のセンスで見れば、なかなかのものかもしれない。ところで植栽してあったものはファウンテングラスの園芸品種(ルブルム cv. Rubrum)だと思われる。元来はアフリカの熱帯系の植物であり、乾燥した立地に生育するのを得意としている。低温は苦手であり、日本でも野外では越冬できないとのこと。もちろん、カナダでは苗を植栽しての1年草としての扱いなのであろう。ネットで見ると草丈は1mを超えるとのこと。冷涼な地域での植栽であり、育ちはよくない。特徴的な花穂は、花壇への植栽だけではなく、ドライフラワーとしても好まれるとのこと。
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