オオクサキビ Panicum dichotomiflorum (イネ科 キビ属)
 オオクサキビは北アメリカ原産の帰化植物。河原や農耕地周辺などの適湿からやや湿潤な荒れ地に生育する。同属のヌカキビによく似ているが、全体に大型で群落を形成する。草丈は1mほどになり、茎は太く、枝分かれして伸びるが、倒れかかる傾向が高い。葉は無毛で、表は白い中央脈が目立つが、裏面は全体が緑色。葉舌は明瞭で、長い毛の列となっている。花は9月頃に咲き、最初は穂状であるが、やがて散開する。
河原に成立したオオクサキビの群落オオクサキビの穂
オオクサキビの小穂オオクサキビの節と葉鞘・葉舌葉:表面葉:裏面
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